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100g未満の第2弾としてムサシノ飛行機研究所から発売されたチョビーU100を組み立ててみました。実際の製作は図面と説明書を見ながらも、勝手にアレンジしながら楽しく製作できました。またエルロンは2サーボにして豪華フラッペロンやエルロンディファレンシャルも使えるようにしました。はっきり言ってこの機体に役立つかどうかは別にして、どうも1サーボでのエルロンリンケージは、昔のラジコン機を思い出して何となく気持ちが乗らなかったので、重量はどうかと心配しながらもエルロン2サーボにこだわってみました。
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僕なりに作った生地完成機体です。
送信機は10Jを使いました。


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バッテリーはOKの2セル250ミリを搭載しました。ちょうどフロントハッチの下にキット付属のマジックテープで固定しています。


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ラダーサーボとエレベーターサーボはOKのTS-D0602を胴体内側にボンドで接着しました。サーボホーンを外側に出し0.8ミリのピアノ線でエレベーターホーンとラダーホーンとリンケージしました。距離が短いので特にたわみを気にする必要がありません。ここで特筆すべきはサーボの下に見える受信機です。手持ちのR3008のプラスチックケースを外しています。プラスチックケースを外すことで4g軽量化でき、8gとなりました。エルロン2サーボ仕様はR3006でもいけますが手持ちになかったのでやむなくR3008になりました。

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外側に出したサーボホーンは付属の短いZ型ロッドと0.8ミリピアノ線をこれまた付属の収縮チューブで接続しています。この方法は最初どうかなと思ったのですがサーボのニュートラルをサーボテスターで出しておき、エレベーターやラダーをきっちり水平や垂直に押さえて置けば、収縮チューブにはんだごてで熱を加えるだけでかっちりリンケージできました。この方法はアジャスターを使わないので軽量化にも役立ちます。このような超小型機には便利です。

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反対側も同じ設定です。

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エレベーター、ラダーは付属の木製ホーンを接着して、Zに曲げた0.8ミリピアノ線を通しているだけです。尾輪はラダーとはリンクさせていません。バルサ三角材に穴と溝を掘って接着しています。この辺は図面とは異なりますが、簡素にしています。

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さてこだわった2エルロン仕様ですが、OKのTS-D0602のラベルを表に出すことにしてしまったため、よく見るとリンケージの長さが違うことになってしまいました。すぐに気が付いてサーボを外そうとしたのですが、こういう時に限ってがっちり固定されていて後の祭りでした。

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エルロンリンケージも同じように0.8ミリのピアノ線と収縮チューブで行いました。エルロンホーンは余っていた木工パーツを適当に使いましたが、実際にサーボを動かしてみるとエルロンがきちんと動いたのでなんでもOKと思います。

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モーターはLB1811(KV2000)、アンプはHTIRCのホーネット6Aを使いました。バッテリー側コネクターはOKのバッテリーに合わせてミニJSTを装着しました。モーター側は3線ケーブル用の小さなコネクターが手持ちにあったので使いましたが、直結が簡単かと思います。仮に結線してモーターの反時計回りの回転方向を確認してからキチンとはんだ付けすればいいと思います。

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モーターはLB1811を防火壁にタッピングビスで固定しています。防火壁は図面通りに作ると自動的にサイドスラストがつく構造になっています。ペラはGEMFAN5030です。また2ミリシャフト用プロペラアダプターはコレット式で2-3ミリ程度のプラスチックワッシャーを入れて締め付けるといいと思います。ワッシャーを入れないと5030の厚みが薄いためナットを締めていってもコレットが締まらず、シャフトに食いつきませんので注意が必要です。

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塗装が終わってやっと完成しました。デカールはキット付属のものを適当に貼りました。

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なかなかいい感じにできました。

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その結果全備重量は2セル250を含めてなんと97g!!となりました。
めでたしめでたしです。余計なことをしなければもっと軽くできたと思いますがまあそれはそれで。

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使った接着剤やマスキングテープです。接着剤はコニシボンドの木工用多用途とALTECOのFS800。
今回の場合はどうも「コニシの木工用多用途」が使いやすかったです。木、プラスチック、発泡、金属など何でも使えてかつ硬化速度が速くもなく遅くもなく、垂れることもなく使い勝手がよかったです。またどこのホームセンターでも安価で入手できるので重宝しました。FS800は発泡用の瞬間でスロータイプですが、主翼の発泡シートを貼っているときはスローな感じだったのでエルロンサーボなどの固定にも使いましたが、位置調整をしている間にあっという間に固まり、間違ったと思ってやり直しをしようとしましたが時すでに遅しでがっちり固まってしまいました。年寄りにはやはり万能のコニシボンドの木工多用途のスピードが合っているようです。またブルーのスプレー式水性塗料は近くのホームセンターで購入したグロススカイブルーです。吹く前まではどうかなと心配しましたが結果としてちょうどキットの箱の写真の色と似たカラーになったのでほっとしました。マスキングテープに養生のための薄いビニールシートが付いたものを使えばあまり余計なところに塗料が飛ばずきれいにできます。

作ってみるとかわいいので風の無い日に飛ばしてみようと思っています。その結果のフライトレポートは後日アップの予定です。お楽しみに。