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今日から3回くらいに分けてクールマスターの製作記事をアップしてゆきたいと思います。
写真を撮りながら進めてきましたが、実際には肝心なところが抜けていたりで、情けないものがあります。そこは説明を詳しくしてなるべくよくわかっていただけるようにしますが、不明の点は遠慮なくメールやお電話をいただければと思います。スパン1650mmもありますので家の中で両翼を装着できる場所がなければ、片翼づつでも設定できますので安心してください。また完成した暁にはとにかくその安定した飛びに感動すること間違いなしなので、これまた安心して作業を進めてください。

製作するうえで一つだけ重大な注意事項があります。それはビニールの袋に入っている細かいパーツのことです。すべてのパーツはビス一つとして余るものはなくすべて使いますので、絶対になくさないでください。このチェコの会社は何人かの人によってパーツの検品を行って過不足なく封入しています。失くしてしまうと取り返しがつかないものもありますので、とにかく注意深くビニール袋を開封し、すべてを大きなプラスチックケースに入れるなど絶対になくさないようにしてください。このことだけは注意してください。乱暴にビニールを破るとパーツが飛び出し、行方不明になります。万全の注意を払ってください。
CM01
これは主翼の裏側ですが、すでにエルロンサーボとフラップサーボが埋め込まれ、リンケージも終了しています。リード線も主翼の根元から2本出されています。ですので組み立て説明書のあるようなサーボの穴を開けたり、リンケージロッドを作る必要はありません。ただしサーボに電源を入れた時にニュートラルにならないこともあるかと思います。その時はサーボホーン側の黒プラスチックのロッドアジャスターをホーンから外し、ロッドをペンチなどで回り止めをして、長さを調整します。私も少し伸ばす必要がありましたので、ロッドアジャスターを伸ばす方向に何度か回してニュートラル位置を調整しました。

CM02
上の写真は水平尾翼パネルです。水平尾翼固定用の穴やラダーと連動する尾輪ロッドを通す穴などがあけられており、また透明軟質プラスチックのエレベーターホーンもすでに装着されています。

CM03
胴体後部の様子です。すでにエレベータサーボとリンケージロッドが装着されています。また水平尾翼パネルを差し込むスリットが見えます。このスリットに水平尾翼パネルを差し込むのですが、胴体後部のスリットを手で拡げながら少しづつ押し込んでゆきます。スリットの内側は全てべニアですので少し力が必要です。だましながら最後まで押し込んでください。うまく押し込めたかどうかは後のステップで判明します。


CM04
ラダーサーボとラダーリンケージは完全に終了しています。ただここもニュートラルの調整は必要でした。
CM05

ノーズ部分のハッチは、簡単に取り外せます。バッテリーの出し入れはここから行います。またモーターの取り付けや主翼の固定をこのハッチ開口部から行います。

CM06

さらに胴体天井部はビス2本で固定されている天板を外すことができ、これまた受信機とリードケーブルの接続や確認など非常に便利に使えます。主翼を取り付けた後、エルロンとフラップのリードケーブルがうまく接続されているかもここで確認できるので非常にうまく作られていると思います。
CM07
さてここはフロントのハッチ開口部から後ろを見ているところです。主翼カンザシを挟み込むための仕掛けがここになります。左右から差し込まれた主翼カンザシは胴体中央部のこの前後のべニア板の中で互い違いに重なり合います。M6のキャップボルトを締めてゆくと前後のべニア板が左右の重なり合ったカンザシを締め付けてゆきます。驚くべき仕掛けで左右の主翼は全く抜けなくなってしまいます。ちなみにかんざしは重なり合った状態でないと締め付けられませんので、片側の主翼だけ差し込んで、このキャップボルトを締めても全くだけです。それよりその状態で締めすぎるとこのべニアの仕掛けが破損する恐れがあります。ぜひ左右の主翼カンザシを差し込んでからキャップボルトを締めてください。次回はモーターの取り付けに入ります。