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せっかくリポやモーターを扱っているのだからと思いゴーカートを電動化しようと思い立ちました。ただ本格的なエンジン仕様のレーシングカートからすべて改造するのでは時間がかかりすぎることもあり、すでに出来上がっている電動カートから始めることにしました。

急ぎ中国のメーカーから安い簡単な遊園地用電動カートを購入(もちろん大人が乗れる積載可能重量80kg)。中国の工場を出てから約2週間、やっと日本に到着しました。送られてきた木箱を運送屋さんのトラックから降ろすのにドライバーさんと二人で1時間近くもかかり、箱から取り出すのにさらに時間を要してしまいました。この段階ですでに腕と肩にもはや力が入らないほど痛みがあり、ほんとに疲れてしまいました。

後でよく調べると36V17,000mAの鉛バッテリーを積んでいて車体重量98KG、頑丈で大きな木箱が34kg!!合計132kg!!運送屋さん、次回はフォークを持ってくるか、リフトつきのトラックで来てくださいよ、お願いです。

またシートの下にバッテリーが搭載されているのですが、そこから鉛バッテリーパックを引っ張り出そうとしてあせりました、それだけでも重くて中腰の腰が砕けそう!!おそらく最低でも25−30kgは絶対あるに違いないと思わせる重さ。これは絶対にリポに変えなきゃと思いました。



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それにしても鉛だろうがなんだろうがとにかく送られてきたままで動作するかどうかを確認するのが先決と思い、まず付属の充電器で2時間ほど充電。緑のLEDランプが点灯して充電完了。スイッチオン、レバーを前進に倒してアクセルを踏むと、オーッ!!意外に簡単にスタート。倉庫前の駐車場と進入路を使って強く踏み込むとなんとスピードメーターが25km!!思ったより速い・・・ような気がする。

レーシングカーとじゃないからあたりまえといえば当たり前、これはスピードのためじゃなくバッテリーの実験のためということでスピードは我慢することに。それにしても車体が98kgで僕が60kgなので160kg近いものが時速25km、それも鉛バッテリーで走るんだからまあまあとしなきゃと納得。

ただ送られてきた状態だと前輪のトーインなどがめちゃくちゃでハンドルから手を離すとあらぬ方向へ走り出し、手で押さえるのがやっと。これは直さねばと限界に近い体力を振り絞ってこの98kgの車体をなんとかひっくり返して前輪連結バーの長さを調節し、曲がりなりにもまっすぐ走るようにしました。これまでの過程で腕、腰、肩が相当痛くなり、前進がトホホの状況になりましたのでしばらく放心状態で休憩。

何とか気を取り直して次のステップへ進むことにしました。とりあえずボディーやいろいろな付属物が重いのでそれらを外す作業に入りました。これは次回にお話をすることに。