今週は若干高めですがてんぷらを食べるならここ「与太呂」というはなしです。六本木の交差点俳優座横の道を旧防衛庁の方へ100mほど入った左手のビルの1Fです。与太呂さんはすべて揚げたてをカウンターでいただきます。てんぷらはというと衣というには余りに薄い衣に包まれています。これはかなりの薄さです。だからほとんどお腹にたまらない優しさなのです。熱々をもちろんお塩でいただくわけですが、一度食べたらほかではもうてんぷらを多分食べたくなくなるたまらなさです。すべてお任せなので旬の魚や野菜をその季節季節にいただくことが出来ます。お客様のペースに合わせて出てくるところも優しいご主人の心遣いです。てんぷらを堪能した後のご飯は変わっていて「鯛めし」なのです。
この「鯛めし」は注文してからてんぷらを食べている間に、お米をとぎ、そのお米とだしと丸ごと1尾の鯛を土鍋にいれて炊き上げるのです。熱々のてんぷらをいただきお酒も回ってきた頃にころあいを見計らったかのように鯛めしが出てきます。お母さんが丁寧に鯛の骨をはずしてさくっとご飯をかき混ぜ、湯気熱々ででてきます。あくまでも上品な鯛の味とかすかなおダシの味が絡み合ってこれはだれがなんというおうとも「うまい!!」とうなってしまいます。おいしくておいしくて何杯でもどんどん食べられますが、さすが
に食べきれないと残りの鯛めしを折り詰めにしてくれます。お土産にすると家族から喜ばれまた翌日食べてもまったく変わらないおいしさに驚かされます。まさに六本木の絶品!!絶対に忘れられない大人の味です。東京六本木 「与太呂」03-3405-5866。










六本木 与太呂
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