飛ばしに行こうとすると雨なので仕方なくショップの前で新たにExplorerV90に搭載したHacker C50-9L+3.7:1をまわしてみることにしました。アイデアとしては90クラスの機体をリポ1パック(3セル、4セルあるいは5セル1パックという意味です)で飛ばしてみたいということです。やはり2パックだと充電も大変だし、なんとなく大掛かりなイメージが付きまとって初めての人にとってはとっつきにくいと思われがちなので、エンジンからモーターへの換装がスムーズではない気がしたからです。


このモーターのKV値は2933rpm/v、ギア比が3.7:1、効率が約85%となっているので1Vあたりの最終回転数は673rpm/vということになります。これを5セル(18.5V)でまわすと計算上は12,450rpmまで回ってしまうことになります。マジかなとおもいつつとりあえず18.5V5300ミリパックを使い、APC14X7Eをまわしてみることにしました。以前はAXI4130/16に16X10Eでしたからかなりロードが低いように思いました。もちろんKV値がいすぎて比較にはなりませんが・・。当然ワッツアップを接続し、タコメータも用意して万全の体制。アンプはJeti Advance 75 Plus OPTOです。受信機バッテリーは4.8V700mAhを使っています。送信機のスイッチを入れてバッテリーを接続、受信機スイッチを入れるとブレーキオフのビープ音。スロットルをすこしずつ上げてゆくと40%くらいのところですでに回転数は7500rpmに達し、電流値は70Aを超えています。スロットルをもう少し上げて50%くらいに達したとき電流値はなんと107A!!回転数は9000rpm!!激しい引きですがアンプもバッテリーも壊したくないので一瞬だけにして直ぐにスロットルを下げました。アンプ、バッテリー、モーターを触ってみましたが一瞬のことだったのかほんのり暖かい程度でした。ところでワッツアップは100Aまでしか計測できないはずなのになんと107Aと100Aを越えて計測していました??急ぎペラを12X6Eに下げてもう一度まわしてみました。これでもかなり過激でスロットル約60%くらいにもかかわらず回転数10800rpm,電流値は79.75A!!これ以上上げるのは危険なのでさらにペラを下げて10X5Eにしました。最早このペラでは飛ばないことはわかっているのですが、テストですからとにかくやってみました。その結果やっとスロットルをフルハイまで持ってゆくことが出来ました。回転数は12600rpm,そのときの電流値は61.91Aワット数は1093Wでしたからこれだと52クラスのパイロン機などにはいいかも知れません。その後3セル8000ミリなどでテストを繰り返しましたが、やはり4セル5000ミリ位で13〜14インチ程度のペラが適切ではないかというところに達しました。ちょうど新しく取り扱いを始めたFlight Powerの4セル5000ミリが到着したので次回はこれでテストをすることにします。それにしてもこのHacker C50 Acroシリーズは迫力があります。確かにエンジンほどの音ではないにせよ低音で響くギア音は恐怖感すら感じます。実際に機体を押さえながらまわすとすごいヒキを感じ、これならイケルという安心感があります。次回が楽しみです。やはり地上で事前テストをしておいてよかったです。物を一切壊さずにすみました。





