秋田から戻った翌々日の7月21日に僕は中国広州へ旅立ちました。秋田といえば結局金曜日2ラウンドだけの結果で順位が決まってしまいました。やっぱり自然にはかないません、日を追ごとに雨の勢いが増し最後は激しい風にも見舞われ、恵まれないF3A日本選手権となってしまいました。

ところで中国広州白雲空港(GUANGZHOU)は世界の生産工場が立ちならぶシンセン(SHENGZHEN)中央部から高速道路で3時間余り北の場所にあります。過去はシンセンにほどんとのエレクトロニクス関連、模型関連の工場がありましたが、シンセンの物価上昇を避けて工場がどんどん北へ(中国奥地)移動しています。その関係もあって実はこの広州白雲空港はそれらの工場を訪ねるのに非常に便利になってきているのです。実際に今回訪れた2社もこの高速道路沿いにあり、空港からそれぞれ1時間余りのところにあります。

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中国南方航空(China Southern Air)で成田を夕方4時過ぎに発ち、このGUANGZHOU空港に着いたのは現地時間夜の7時半すぎ、夕暮れ迫る上空からみた空港はまるで宇宙空間に漂う光の星といった感じで、激しく行き交うライトの中に超未来的な空港が浮かんでいました。アジア最大のというのがわかるような気がします。

 

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何度も中国へ来ているのですが初めてこの空港へ降りたので勝手がわからず迷うとまずいので迎えに来てもらことにしていました。というわけで出口には迎えのベアさんが来ているはずですが・・・と思って待っていましたがなかなか現れず困って東京やほかの中国の工場の人に連絡したりであわてました。30分ほどしてベアさんとなんとイタリアのセバスチャンが二人で現れました。8月の世界選で使うウインド140の生産に入る前の最終プロトのチェックを終えちょうどイタリアへ帰るところでした。予定の飛行機が遅れていたため全く違う建物にある出発フロアからどこだか分らない僕の到着フロアまで来てくれたというわけです。ただあまりに大きな空港のため、途中迷ってしまい遅れたとのことでした。やれやれでした。セバスチャンからウインド140クラスの進行状況をじかに聞くことができ、また話し合いの結果、1機だけ近々日本にも送られてくる可能性が出てきました。アクシデントでしたが思い掛けないよいミーティングになりました。


 

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