ULTRA POWER UP610スマートチャージャー(200W/10A) DC充電器が入荷してきたので早速使ってみました。
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FPVレーシングパックの充電を目的に設計されたということで、すでに海外で注目の製品です。今回は入力側に6S5000リポを使ってみることに。これでおおよそ125ワットくらいの出力なので、これなら家で1パック充電しておけば、飛行場で4S1300-1500パックなら最低2−3個、それより小さな2S500や3S600なら10回程度は充電できると思います。入力ポートはXT60なのですが、手元にあった6セル5000は赤いDeansコネクターなので、AMASSのAM-ADP020というDeansからXT60メスへの変換アダプターを装着してから、充電器左のDC入力ポートに接続。Ultra Powerのロゴの後にグレーの初期画面が表示されました。

続いて充電するパックを接続。手元にあった4S1500 100CのFPVレーシングパックです。これは端子がXT60なのでそのまま充電器右サイドのバッテリーポートへ接続。初期画面はグレーのまますぐに15.22Vと表示されました。またバランス端子はJST-XHなので、充電器のバランス端子にそのまま接続。いつもと同じにバランスポートの右端がマイナスのつもりで、バランス端子を接続したところ、なぜか画面に各セルの電圧が表示されません。あれっ?と思いバランスポート周りをよく見たところ、マイナス端子の位置が一番左端になっていました。バッテリーのバランス端子を裏返して接続するような感じになります。これで充電器にやっと各セルの電圧が表示されました。

ここで右のジョグダイヤルを軽く押してみたところ、充電、放電、ストレージの設定を行うProgram画面にはなりますが、何度押しても基本設定を行うSystem Setup画面に行けません。うーんこれはどうしたことか?と思っていたら、グレーの初期画面でジョグダイヤルを2秒ほど長押しするとSystem Setup画面に行けることが判明!!さらにProgram画面とSystem Setupメニュー画面の一番下にあるBackをクリックすると、必ずグレーの初期画面に行けることもわかりました。知ってしまえば簡単です。とりあえずSystem Setup画面で、Minimum Input Voltage(最小入力電圧)を、6セルなので21Vを選択しました。これがいつもと同じように10Vなどにしてしまうと、入力側リポがスカタンになるまで充電にこき使われ、過放電となりますので注意が必要です。

Program画面に戻って、4S1500用にパラメーターを選択し、いよいよStartをクリックしました。ブルーのきれいな画面に変わり、充電が始まりました。各セルの充電の様子がそのままの画面で見えるし、ジョグダイヤルをくりくり回すと、各セルの内部抵抗値も表示されます。すぐには内部抵抗値が表示されず、どうしたのかと不安でしたが、2-30秒くらいたってからやっと表示されました。内部で負荷テストをしているのかもしれません。内部抵抗の数値が低いに越したことはありませんが、それより各セルの抵抗値がかけ離れた数値になっていないことのほうが重要です。各セルの抵抗値が近似しているとパックのコンディションがいいということになります。充電している間、必要に応じてクーリングファンが回っていました。LCD画面も暖かくなっていましたが、特に問題はなく充電が終了、ビープ音が鳴って画面はグリーンになり、Completeの文字が見えました。

その後ストレージもやってみましたが、使いやすく確実で、ハンディーで、画面もカラーがきれいでくっきり見やすくいうことありません。この小ささでこのパワーを出せる充電器はおそらくないのではないかと思います。ちょっとびっくり!!飛行場に出かける時に絶対持っていきたいアイテムになりました。皆さんにもぜひ飛行場でFPVレーシングパックだけでなく小型飛行機やヘリ用のバッテリーパックの充電に使っていただきたいと思いました。

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