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セバスチャンがテストした機体を日本に持って帰りました。たった1機しかないサンプルなので工場で厳重に梱包され何とか無事持ち帰ることができました。なんだかんだで3日かけて、リンケージやパワーユニットの積み込みを終えました。主要な部分についてもう少し詳しく写真でお伝えしたいと思います。
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カナライザーは、125Eでは胴体の一部と切り離しできるようになっていたが、さすがに50クラスではそこまで大きくないので、差し込んで接着するいわゆる「はめ殺し」となりました。この大きさだと運搬にもまったく問題がなく、いいと思います。
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キャノピーはWind 50E同様、別売でコクピットパイロットセットが用意されます。やっぱりあったほうがいいですね。青いコクピットベースは、ぴったりに出来上がっていてうまくはめ込むとぴったり収まり非常にきれいです。ただはめ込むのは「知恵の輪」のようで、ちょっとコツがいりました。実際セバチャンも、コクピットベースにパイロットとデカールを取り付けずに、試しにということでやっていたらなかなかはめ込めなかったのに、突然ぱちんとはまってしまいました。しかし今度は抜けなくなりしばらく悪戦苦闘していました。なんとか外してデカールを張り、パイロットを取り付けたのが上の写真です。Wind 50Eの時に青のコクピットベースの周りを切ってしまう人がいましたが、それは間違いです。そのままできちんとはまりますのでトライしてください。


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エレベーターとラダーのリンケージです。ラダーはワイヤーリンケージが標準になっています。水平尾翼近くの胴体両面にワイヤーを通す穴が開いていて、その穴からさらに胴体内に20センチほどのガイドパイプも通されています。中で左右のワイヤーはクロスします。先を曲げたピアノ線を前方開口部から差し込んでワイヤーを引き出すことになります。できれば90センチくらいのピアノ線があればベストです。ワイヤーはまずサーボ側を固定してしまいます。その後ラダー側のワイヤーにカシメパイプを差し込み、なるべく張った状態でラダーホーンに取り付けられたボールリンク+真鍮のシーベルに通して折り返し、カシメパイプに再び通します。この時真鍮シーベルは白いプラスチックのボールリンクコネクターに3−4ミリだけねじ込んだ状態にしておきます。ラダーの左右をこの状態にします。この時点ではある程度ワイヤーが張っていればいいと思います。それから折り返したワイヤーをくるくると巻きつけ端をラジオペンチで押さえながらくるくる巻いたところをライターであぶります。被覆が溶けてほんとにくるくるの状態でうまく接着されます。それからペンチでカシメパイプをつぶします。その状態で一旦ラダーホーンからボールリンクコネクターを外し、真鍮シーベルをねじ込んでゆきます。左右ともなるべく均等になるよう様子を見ながら締めこんでゆき、ワイヤーがピンと張った状態になるまで何度も調整を行います。うまくできるとワイヤーがピンと張り、ラダーリンケージに遊びがなくなります。なおサーボ側ホーンはJRアルミホーンBを使用しました。

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続いてエレベーターですが、DS3401を左右の水平尾翼の中に搭載します。Wind 50Eと全く同じです。写真では適当な大きさのサーボホーンがなかったのでJRアルミホーンAを使いました。これでほぼエレベーターホーンとは平行にリンケージできました。なお後の調整を考えるとロッドアジャスターの向きをこちらにするべきでした。そうすれば水平尾翼を固定した状態でキャップボルトにアクセスできるので調整が楽ですね。エレベーターサーボと受信機を接続するケーブルは1000のものを2本使いました。やはり先ほどのピアノ線で胴体前部からケーブルを引っ張り出しました。

水平尾翼の固定はカーボンパイプに木が埋め込まれたものを使います。このカーボンパイプを差し込んで所定の位置に穴をあけて長いタッピングビスをねじ込みます。これはWind 50Eと全く同じ方法です。このタッピングビスの頭が手前に見えています。さらにMYTHOS 50Eでは胴体側にもM3のボルトで固定する仕組みにしてガタを無くしています。写真右下に見えるキャップボルトがそれです。

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エルロンリンケージは特に問題はありません。ただ翼はやはり薄いのでDS9421などのロープロファイルがぴったりですが、ベニヤ等でかさ上げすれば標準サーボでも搭載可能です。サーボリードケーブルは主翼根元の穴から出しておきます。特にエルロンサーボからの延長ケーブルは必要ありませんでした。

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セバスチャンのテストフライトの時は、受信機は主翼カーボンパイプのそばに置いていたのですが、バッテリーをギリギリ後方へ下げていたこともあり、今回は余裕を持たせて受信機を前に持ってきました。使用したのはRD731です。またサテライトもこの位置だと邪魔にならず都合がいいです。

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バッテリーを搭載した状態です。バッテリーの後ろ側3センチくらいのところに主翼カーボンパイプがあります。
なおバッテリーはHacker ECO-X 6S5000mAh(729g)を搭載しています。これからのフライトテストではHacker ECO-X6S4500mAh(683g)も使ってみようと思います。またアンプはHacker X-70-SB Proを使用しました。

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脚はさすがにカーボンではありませんが、左右分割されていて胴体内部で片側ずつ3本のキャップボルトで固定する方式です。

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さてモーターですがHacker A50-16S V3が推奨。写真はA50-16S V2.1です。初期のA50-16Sより長さが若干短いため付属のスペーサーをラジアルマウントの下に挟み込みました。初期A50-16SももちろんOKなので、WIND 50Eのパワーユニットをまったくそのまま移植することができます。使用ペラはAPC16X10Eです。もちろんAPC17X8Eも大丈夫です。
マウントはセバチャンのテスト当日、急ぎ工場でCADとレーザーカッターで作ったもののせいかキャノピーと角が当たるため削りました。量産版では改良されると思います。

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モーターマウントの裏側です。4本のM4ボルトで固定していますが、ナイロン入りの抜け止めナットを締めこんでいます。このナットを固定するときは、まず糊面を表にしたセロテープの輪を人差し指につけるとともにこのナットを接着します。そしてマウントの隙間からボルトに軽くねじ込みます。それからラジオペンチをマウント隙間から差し入れてナットをつかみます。そのうえで反対側からキャップスクリューを締めてゆくと完成です。ワッシャーを入れることを忘れないでください。シャフトには抜け止めのストッパーを入れてあります。

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カウルはMYTHOS 125Eと同じ構造です。ベニヤ枠とグラスカバーのカウルが下あごのようにボディーに固定されます。グラス・ラッチを胴体側スリットにはめ込んだ後、左右のM3ボルト2本で固定します。がっちり固定できます。

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うまく完成しましたが、来週の取材が終わるまでうっかり飛ばせません。なにせ1機しかないので何かあった時はすべてが崩壊するのでうかつな飛行は我慢しています。来週の取材の様子もアップしてゆきますのでお待ちください。ちなみにこのMYTHOS 50Eの発売は、2014年2月を予定しています。価格もWIND 50Eと同程度にしたいと思っています。いずれにしてもWIND 50Eのパワーユニットがすべて使えるため、経済的です。ぜひご期待ください。工場から来た正式情報によるとスパン1580mm,全長1670mm、翼面積47.6dm2になっています。