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カリプソと言えば、バナナボートの歌くらいしか知らないけど、カラーリングも何となく南国的な雰囲気の電動グライダーです。サーボ、モーター、アンプなどがセットされたRTFも同時に入荷しましたが、今回はなにもついていないARFを製作してみることにしました。スパン1855mmの機体に、KV1100前後のブラシレス、20Aアンプ、9X5折ペラ、3セルリポ、サブマイクロサーボ4個あるいは相当品を搭載すれば完成です。なおデカールはすでに張られています。
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まずエルロンサーボの搭載からスタートします。主翼の裏を見るとネジ穴がついたふたが見えます。ふたはネジで固定されているわけではなくたんに乗っかっているだけですのでそっと取り外しましょう。またフラップサーボとフラップホーンの穴が開けられています。(なおフラップホーンやリンケージなどは付属していません)

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ふたを取るとカーボンカンザシを固定するプラスチックホルダーが現れます。

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ネジを緩めておいてカーボンカンザシを入れてからネジを締めると、カーボンカンザシががっちり固定される仕組みです。

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サーボは、ES375 4個セットを使いました。ニュートラルを合わせてホーンを差し込み、付属のリンケージロッドをエルロンホーンに取り付けます。延長ケーブルは胴体中の受信機まで60センチほど必要ですが、まず30センチ延長しておけば、主翼の取り外し時も楽に行えます。

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サーボケーブルを溝に埋めたら、先ほどのふたを高粘度瞬間接着剤で固定します。また補強用のカーボンロッドも高粘度瞬間接着剤で溝に埋め込み固定します。

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最終的にグラステープで補強して完成です。

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続いてモーターの取り付けですが、今回はハッカーA20-26M EVOを使いました。ちょうど直径28mm、KV1130、シャフト径3mmなので推奨モーターのスペックに合致します。しかしシャフトの出ている方向と固定するビスピッチが若干異なるので、簡単な加工が必要です。このモーターに限らず直径28mmでKVが近いものであれば何でもいいかと思います。

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まずモーターの隙間を起点に左右に引っ張ります。すると簡単にフロントとステーター部分が抜けてきます。

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このように二つに分解されます。

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シャフトはイモねじ2本とロックタイトで固定されています。まずイモねじ2本を緩めます。

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万力などの上に載せて少しづつハンマーで上から直角に叩いてゆきます。だんだん下側にシャフトが出てきます。約8ミリほど出たらOKです。

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最終的にお尻にモーター付属のストッパーを取り付けて完成です。このストッパー側がモーターマウントに固定されます。

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このハッカーA20-26M EVOを取り付けるにあたって、モーターマウントの中央穴を10mm程度に広げ、また左下のネジ穴を棒ヤスリで、左下へ2mmほど拡げる必要があります。取り付けはM3で長さ5mm程度のビスで固定します。

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プロペラやヨークは、別売のスペアパーツを使いました。シャフトにイモねじを締めこんで固定します。

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スピンナーコーンを2本のネジで固定して機首部は完成です。

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アンプはX-20 Proを使用しました。一度モーターと接続して回転方向を確認します。またアンプのブレーキやタイミングなどはモーターに合わせてパラメーターを事前に設定しておきます。

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続いてラダーとエレベーターサーボの取り付けです。ニュートラルを出してからホーンを取り付けます。次にリンケージロッドを取り付けます。その後リンケージロッドに無理のない位置を探して高粘度瞬間接着剤で固定してください。

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アンプと受信機を胴体内部の両サイドにマジックテープで固定します。バッテリーは推奨は3S1300でしたが、Hacker ECO-X 3S1800を使うことにしました。余裕で搭載できます。2400でも大丈夫なようです。

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尾翼の組み立てに取り掛かります。実際にやってみるとはめることができずちょっと苦労しますが、コツがわかればうまく水平尾翼に垂直尾翼をはめ込むことができます。

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このようにできます。材質が意外に粘るのでかなり引っ張っても押しても壊れることがないので安心してはめ込んでください。

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裏を返してみるとこのようになっていて、垂直尾翼のプラスチックタブが所定の位置に差し込まれていることが分かります。

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さらにそれを胴体に固定するのですが、胴体後ろにプラスチックヒンジが出ているのでそれをラダーに差し込みながら機首方向へ押し込みます。これもちょっと無理かなと思うような感じでしたが、実際やってみると何とかうまくはめ込むことができました。最後に底から付属の長いボルトを差し込んで締めこみます。かなり奥まではいりますが調子に乗って締めこみ過ぎ過ぎないようにゆっくり加減しながらドライバーで締めてゆきます。その後リンケージロッドの長さを調整しながらそれぞれのホーンに固定して完了です。

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主翼のカーボンカンザシを一方の主翼に固定してから胴体に差し込みます。

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もう一方の主翼を差し込みカーボンカンザシ固定ねじを締めこんで完成です。仕事をしながらここまで約1日でしたが、集中すればおそらく半日程度で完成するとおもいます。なかなかおしゃれでいい感じです。なおキャノピーは同じ材質で黒く塗装してあり、2個の強力マグネットで固定されます。

さあ、後は飛ばしに行くだけです。秋の空にいい感じだろうな・・・・!!こうご期待!!