DH11
時々小雨が降り、めちゃくちゃに寒く暗い日にVENOMの初飛行とラジ技さんの取材になりました。雪になるのではないかと思われるような寒さでさすがに震え上がりました。何もこんな日にと思いましたがなかなか日程がうまくいかず強行いたしました。皆さん申し訳ありませんでした。ただ風だけが強くなかったのは幸いでした。

製作した僕の心配をよそにTP6セル4400 25Cを搭載して全備重量2.6kgの機体は、するすると芝の上を走りだしふわっと浮いたと思うまもなくあまりにも簡単に離陸し、上空へと飛びあがりました。テストパイロットの八田さんは、飛ばしやすくパワーも十分すぎるくらいでEDFの練習機として最高だといっておりました。確かに飛んでる姿からもとにかく安定しているのが強く感じられました。

なお今回の写真はすべて電波実験社末広氏が撮影したもので、許可を得て使用させていただいております。また製作時に写真が取れなかった個所も末広氏に撮ってもらいましたので今回はそれもアップしていますので見てください。。(なお今回は寒さと雨のせいにして僕は写真もビデオも撮りませんでした。今度天気のいい日にとりますから許してください)

DH02
ノーズギアはもちろんスプリングダンパー入りオレオのステアラブル引き込み脚になっています。フロントドアと左右に開くドアもついています。フロントドアは脚が起き上がると押し付けられて開くようになっていて、脚が引き込まれると単純にスプリングで閉まるようになっています。左右のドアは引き込みサーボとドア開閉サーボに順序回路を組み込んだ小さなシーケンサー基板が接続されていて、脚が出てくるときには必ずドアが先に開き、脚を引き込むときには脚が引き込み終わったのを見計らって左右のドアが閉まるようになっています。このギミックはなかなか良くできていて感動しました。

DH03
胴体下のネジ3本を外してカバーを取ると90mmのダクテッドファンが姿を現します。また吸気ルーバーの下には85Aのアンプが隠れています。このルーバーは接着されていて外すことはできませんでした。

DH01

フラップも可動します。もちろんサーボやリンケージなどは工場でやられていますので特に自分で加工することはありません。

さていよいよ離陸だ!!
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地上で機体を抑えて一度フルハイにしてみた。引くには引いていたが抑えきれないほどではなかったのでほんとにこの芝地から離陸するのかなと不安になりました。しかし機体から手を離してスローからスロットルを上げてゆくとするすると走り出し、あらっと思う間もなくふわっと浮き始めました。


DH06

すこし水平尾翼が全体がダウン気味のせいもあり、少しエレベーターを抜くと頭を下げます。気持ちエレベーターをアップトリムにしておいてもいいかもしれません。

DH07


非常に滑らかに上昇しています。スロットル7割程度のところです。

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完全に不安がなくなり気持ちよく離陸上昇を続けています。

DH09

とにかく姿勢が安定しています。

DH11

いい感じで目の前をパスしてゆきます。

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もうすでに脚はすべて引き込まれています。

DH12

スローでのローパスがたまりませんね。


DH04
無事初フライトが終了し、ホッとする間もなく寒過ぎて撤収!!の前にとにかくお約束の記念写真。しかし寒さで顔が引きつっています。

僕はこのVENOMがますます好きになりました。絶対にお勧めの1機です。