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昨年春頃から電話やメールで110クラスの上を作らないかと話してきましたが、やっと昨年の秋も終わりの11月、セバスチャンが日本に来たときにいろいろ話を詰めた結果125クラスで実現した機体です。名前はMYTHOS(ミトスと読みます)で、ギリシャ語の{伝説」とか「神話」という意味です。

バブルで燃え上がっていた1990年代、東京六本木MYTHOSグループの高級クラブ「茜(あかね)」で夜な夜な飲んでいた頃を懐かしんで名前を付けたわけではありませんが、セバスチャンからまじめに「MYTHOSにしようよ」と言われたときそんなこともあったのでしょうか、一も二もなく賛成していました。「AKANEはどう?」なんても言えないしね。ところでまだ店はあるんだろうか・・・?

さてさて話を本題に戻して、モーターはHACKER A60-6XS 28P V2(KV370)で、バッテリーはなんとLi-Po 6S5000が一本だけです。アンプはSpin 99 OPTOあるいはHACKER X-110 OPTO Proを前提にしています。6セルなら充電器や電源もそれほど大きなものが必要なく、これまでウインド50や110を飛ばしていた人やエンジンから移行しようとしている人にも多くの負担をかけずに済むのではないかと思っています。

スパン1800mm、全長1900mm(スピンナー含む)ですが、胴体のボリュームがあるせいかかなり大きく感じます。反対に重量はバッテリーを除いて4400gとなっていますが、どうもバッテリーを含めて4500-4600g程度で済みそうです。とにかく早く製作してテストしたいですね。

組み立てる前にまずこの機体の特徴を見てゆきましょう。

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胴体です。防火壁にはA60-6XS 28P V2が取り付けられるよう穴が開けられ裏側には爪付きナットが装着されています。とにかく軽い!!の一言。

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フロント部のアップです。ここに直接モーターが搭載されるので、モーターの場合は簡単です。しかしどうしてもなんとかエンジンを積みたいとなるとこの半分を切り取って自分で加工することが必要になりますね。実際にはかなり大変かもしれません。

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フロント部の下です。ここにはアンプが搭載されます。

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見てのとおりフロント部のキャノピー下はかなりの開口部があります。基本的にバッテリーと受信機及び受信機用バッテリーだけになるので相当な余裕です。

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キャノピー後部の胴体内部にラダーサーボを搭載します。もちろんワイヤーによる両引き仕様です。

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フロントアンダーカウルです。もちろんグラスで塗装済みです。エアー吸入口も全て加工済みです。

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アンダーカウルを裏側から見ています。胴体に固定するためのグラスの爪や木工パーツが装着されています。

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スピンナーは直径76mmでアルミバックプレートのものが標準で付属しています。

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アルミバックプレートもバランス調整済みです。セブアート製品ではおなじみのものです。

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アンダーカウルを胴体の突起部分に合わせて押し付けます。最初は胴体より少しだけ低い位置にはまります。このあとアンダーカウルを上へ持ち上げるとグラスの爪に引っかかりロックされます。

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ロックされたらアンダーカウル両サイドに開けられたネジ穴に、付属のM3サラネジを締めこんで完全に固定します。なんとこのM3のサラネジの頭も赤く塗装されていました!!

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これはスパン500mm以上もある巨大なカナライザーです。きちんとした翼型が付けられておりまた上反角も付けられています。

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カナライザーの裏側です。グラスの爪やカーボンパイプのダウエルが装着されています。

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まずグラスの爪を胴体に差し込み、後ろへ滑らせてカーボンのダウエルを所定の穴に差し込みます。これでロックされます。

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上から見るとこんな感じになります。かなりでかいです。

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それからキャノピーを装着します。キャノピー前部の裏側にベロがあって、これを胴体側に差し込みます。

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そのベロを差し込むところはモーターマウント上の中央スリットになります。予感していたとおり最初全くはめることができず悩みました。何度やってもはまらずこれはジグがうまく出来ていなかったのではないかとセバスチャンと工場にクレームを入れようと思ったのですが、急になぜだか不思議とストンと入ったのです。それから外したり何度か装着のテストしました。いまだにコツがつかめないのですが、突然スポンと入ったりするのです。すこしこの穴をヤスリで広げるといいのかもしれないのですが、やりすぎると緩くなってしまう可能性があるので気を付けなくてはなりません。ただこれから発売したあと何となくたくさん電話が来そうで、ちょっと怖い部分のような気がしました。セバスチャンにこの点は確認の必要がありそうです。

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うまく入るとこんなに素晴らしくなります。そしてキャノピー後部両側をボルトで固定します。

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キャノピー後部を固定するためのボルトは頭に白いプラスチックが付いているユリアネジ(M3首下18mm)です。ドライバーも何も必要とせず指で締め付けてゆけばきっちり固定されるスグレモノです。外す時も楽です。これは八田さんのアイデアで、日本に来たときに八田さんのウインド110に付けられていたものを見てセバスチャンが感動し今回採用したものです。

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ランディングギアはもちろんカーボンです。スパッツはもちろんグラスで塗装済みです。

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タイヤの取り付けも非常に簡単で、スパッツの車軸切り込みのバリをヤスリで少し整形すればあっという間に装着できます。

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まずカーボンランディングギアを胴体に差し込んで胴体内部からボルトをねじ込んで固定します。

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その上にリフトジェネレータを接着して完成です。着陸時には広がることを想定して胴体とリフトジェネレータの間にわずかに隙間を設けてください。またスパッツとの間にもわずかに隙間を設けてください。これで胴体やスパッツを壊すことがなくなります。


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主翼裏側です。サーボはJR、フタバともども標準サイズが搭載できます。ホーンのスリットがすでにエルロンに付けられています。ところでこのMYTHOSはシートヒンジではなくすべて棒ヒンジが採用されています。エルロンだけではなくラダー、エレベーターも全て棒ヒンジになっています。中央稼働部分にオイルを塗っておき、棒の先部分にエポキシを塗布して差し込みます。オイルを塗らずにいきなりエポキシを付けて固定すると全く動かなくなってしまいますので気を付けてください。

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主翼はまずカーボンパイプに差し込み、中央ベロと前後のカーボンアライメントピンを胴体に差し込みます。中央ベロは胴体内部でボルトによって固定します。少しきつい状態でしたが騙しながら差し込んで両翼を無事胴体に装着出来ました。

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エレベーターサーボは各々左右のエレベーター内部に埋め込まれます。ミニサーボが入るよう穴が開けられています。エレバーターは主翼と同じようにカーボンパイプとフロント側アライメントピン及びM3ボルトで固定する方式をとっています。下反角が付けられていることもあり迎角の変更はできないようになっています。固定の確実性と調整の単純化を図っています。

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後ろから見るとこのような状況になっています。エレベーターに下反角がつけられカナライザーには上反角がつけられていることがよくわかります。主翼は水平です。またリフトジェネレータがあり、相乗的な効果はどうなるのか楽しみです。

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真横から見た主翼とカナライザーの関係です。カナライザーをよく見てみると目の錯覚かなんとなく翼端ネジリ下げが付いているようですね。


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そして主翼前縁部を見てみると、直線ではなく弓を引いたような円弧状です。これは飛行上どのような特性を持つことになるのか不明ですが、エレベーター前縁部も円弧を描いています。上反角付きの大きなカナライザー、エレベーターの下反角、前縁部の円弧などなど全体として一体どんな効果になって現れるのか楽しみです。すでに飛ばしているセバスチャンによると、FANTASTICO !!(イタリア語でファンタスティックという意味です)だそうです。自画自賛だったらどうするだよ、ほんとに。


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付属品も充実しています。リンケージは全てボールリンク、またテールギアアッセンはとうとうフルサイズスタント機に使われている”あの方式”になっています。これでもうテールギアのことをとやかく言う人はいなくなるかもしてませんね。

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すでにデカールも完成して同梱されていました。サンダーパワー、ハッカー、パワーボックスと並んでリトルベランカのデカールも健在です。

気になる価格ですが、税込69,000円となる予定です。いかがでしょうか?みなさんに気に入っていただける機体になることを祈っています。実際の発売時期はセバスチャンと工場と確認の上決定したいと思っています。

機体の紹介が終わりましたので、この次から実際の組立作業に入ってゆく予定です。おたのしみに。

またご質問などお待ちしています。