FlyCamOne2の取り扱いに関して最近になってわかったことがります。ぜひ参考にしていただければと思います。

(1)生成されたAVIファイルが再生できないケースの場合はご使用のパソコンの中に適合するCODECがないことが原因と考えられます。この場合の多くはご使用のパソコンにサードパーティ製のビデオ編集ソフトなどがインストールされていて、このソフトメーカーのCODECからの影響が考えられます。一度このソフトをアンインストールしてみると再生できる可能性があります。ただしWindoiwsに標準で添付されているWindowsムービーメーカーは問題ありませんでした。

(2)ファイルを再生している最中にコマ落ちのようにギクシャクするようなケースは、SDカードの画像吐き出しスピードに問題がある可能性があります。この場合はSDカードにあるファイルをパソコンのハードディスクへダウンロードして、そのダウンロードしたファイルを再生するとおそらくスムーズに見えるようになると思います。いずれにせよ出来上がるファイルは非常に大きいため、再生時にSDカードから直接ではスピードがおそくなってしまいますので、ハードディスクへコピーしてから行うようにしてください。

(3)SDカードに関して、購入後初期化あるいはフォーマット作業をおこなうとどうもうまく記録ができないことが報告されています。購入したままの状態で使用されるようお願いいたします。

(4)またSDカードにフォルダをつくったり、あるいはフォルダがあったりするとうまく記録撮影ができないことが多いようです。フォルダはすべて消去あるいは別のディスクへ移動させておいてください。

(5)撮影終了後シャッターボタンを押してVRの表示が出ているまま、USBケーブルを接続してしまうとモードボタンが機能しなくなってしまいます。この場合はいったんUSBケーブルをはずし電源スイッチを改めてONにしてシャッターボタンをおしてRyを出します。それからモードボタンを押してPCの表示が出てからUSBケーブルを接続してください。これでうまくいきます。

(6)撮影終了後シャッターボタンを押さず、モードボタンや電源ボタンを押してしまうと撮影そのものが終了せず、画像ファイルが形成されないことがあります。撮影終了後はあわてずシャッターボタンを押し、続いてモードボタンでPCを選択してからUSBケーブルを接続してください。

(7)撮影中に色が変わったり、一部縞模様が入ったり、位相がずれたりする場合があります。いろいろテストを繰り返したり、使用者の報告をまとめてみるとSDカードのブランド種類によって出てくることがわかりました。すべてではないですが現在のところPanasonicブランドで上記の問題が多く出ることが報告されています。またサンディスクブランドのものはいまのところ問題が出ていないようです。これはPanasonicブランドの性能が悪いということではなく、ファームウエアとの相性の問題だと思います。2008年5月以降販売しているVersion3.03 が搭載されたカメラで66倍速以上のSD カードを使えばこの問題は解決します。

(8)やはりカメラ内部のファームウエアをアップデートしたほうがうまく撮影できたり再生できることがわかっています。ACME社のドイツ語サイトからVersion2.5bをインストールするとスムーズな画像が得られるようです。もしこのアップデート作業に不安のある方は弊社へ送り返してください。往復の送料をご負担いただけましたらこちらでアップデートして返送させていただきます。2008年5月以降販売しているものはVersion3.03が搭載されていますので撮影上不都合が生じることがありません。2008年5月以前にカメラをお買いいただいた方で3.03へのアップグレードご希望の方は弊社にて無償で行いますので送付ください。ただし送料のみご負担ください。

(9)ご自身でアップデート作業を行った場合、アップデート作業が始まると突然カメラのディスプレイから文字表示が消え、またアップデート作業が時間がかかるにもかかわらずパソコン上の表示がフリーズしたようにとまってしまいます。このため待ちきれずだめになってしまったと思い、途中でUSBケーブルを抜いてしまったりすると、アップデートどころか今までのファームウエアまで消えてしまうことがあります。こうなるともうだめです。何も動かなくなってしまいます。表示もしなくなってしまいます。こうなる前にこちらへ送っていただければアップデート作業をさせていただきます。