日本をたってから約20時間、パリ経由でやっとニュールンベルグに到着。トイフェアは世界80カ国から約3000社近くも集まる関係でとにかくホテルというホテルが満杯、そのため市内ではどこにも泊まれずニュールンベルグ市内から列車で15分ほどのエルランゲンという町のホテルに泊まることにしました。トイフェアの行われている会場、メッセへはエルランゲンの駅からとにかく40分程度でいけるので不便は感じませんでした。

FPメンバー中

フライトパワー社のブースにて記念写真。中央がカタナの設計者セバスチャーノ・シルベストーリ氏、右端がフライトパワー社の創業者ジュリアン・コックス氏。後ろの機体はこれから発売されるもので右からKatana 50E,Sukhoi 50Eそして左端がAngel 50E。

写真をクリックすると拡大写真がみれます

エルランゲン駅 エルランゲンの駅前にて

エルランゲンはなかなか落ち着いた街でいかにもドイツらしい石畳の道路に非常に古い教会や駅舎が心なごませてくれます。しかしそれにしてもこの期間はどのホテルも高くなり、さらにユーロ高が追い討ちをかけて日本円に計算するととんでもない金額になります。


メルクリンの看板

エルランゲン駅のホームにもトイフェア関連の広告(メルクリン)が。

メッセ会場入り口2メッセ会場1メッセ会場入り口3

トイフェアは他のホビーショウと異なり一般の入場者はなくすべて関係業者だけのイベントになっています。なお入場チケット(5000円ほど)はなかなか便利でほとんどの列車や地下鉄がフリーになります。到着したその日は午後遅くからでしたが少しでも見られればと早速会場へ行ってみることに。中へ入るとかなりの人ごみ、とにかく会場が広くて迷子になりそうです。12の建物〔ホール)に分かれていてラジコン関連はそのうちのホール7Aで行われています。そのほかのホールはおもちゃ、ぬいぐるみ、ゲーム、ディスプレイモデル、鉄道模型、プラモ、木製トイ、教育玩具などなどあらゆるジャンルのトイとホビーで埋め尽くされています。そっちのほうにもものすごい興味があるので見て回るのが楽しみです。まずはとにもかくにもラジコンの会場へ。ハッカーさんのブースへ行ってみるとヘリのミカド社と共同出展になっていました。

ミカド1

ミカドlogo600ミカドlogo500

ミカド社では新しい500と600クラスのヘリが展示されていました。呼称を今までのニッカドセル数からではなくローターサイズに対応したものになっています。実際のサイズは今までのロゴ14と同じかなんとなくいくらか大きくなった位ですが、完全に3Dを中心に考えて設計されているためかなり精悍な面構え、シャーシは高圧射出成型樹脂ですが無駄をそぎ落として新たにデザインしたものです。さらにギアシステムもヘリンボーンにして、遊びを少なくし、またギア音も極端に静かになり伝達効率が向上したとのことでした。展示されている機体にはハッカーのモーターやフライトパワーのバッテリーが搭載されていました。やはりかなり高級なイメージになっていて「いつかはこのヘリを手に入れて飛ばしてみたい」と思わせるものでした。

ミカドlogo600dxミカドlogo500dxミカド2

そして隣のハッカーさんの展示を見ると何とびっくり、A100,A150ランナーが目に飛び込んできました。

ハッカー1ハッカー2A100ハッカー5

ハッカーマスター2ハッカーマスター1

それ用のアンプも半端じゃなく200Aと300Aのものが並んでいました。これらはすべてJETI社が製造したものです。またその他のアンプもすべてマスターシリーズはJETI社のスピンが採用され、もMaster-Spin-44などとなっています。

ハッカー3ハッカー4

この辺はやっぱりというところです。またA10というサイズのミニミニサイズのアウトランナーも発表され100−150g程度のインドア機にも対応できるようになりました。これも楽しみです。明日のミーティングの時間を確認してハッカーさんのブースを後にしました。

ソーセージすこしあっちだこっちだ見ているうちに早くも閉門時間、その日の夜はニュールンベルグ市内の創業500年近くになるというニュールンベルグ・ソーセージ・レストランで食事をとることにしました。ニュールンベルグ・ソーセージは小指を少し大きくしたくらいのサイズで炭火で焼かれて出てきます。希望の本数を注文できます。それにキャベツの酢漬け・ザワークラウトとポテトサラダ、このポテトサラダも酢が入っていて何だか非常にソーセージと合います。もちろん忘れてならないのはビール、ビールの原点とも言うべきピルゼンにも似た味わい深いドイツビール。炭で焼かれた熱々のソーセージをほおばり、冷たいビールを飲み、酸っぱいザワークラウトやポテトサラダで口直し。食べても飲んでもどんどん入ってしまいます、とにかくうまいです。こんなことを繰り返したからでしょうか、非常に体重が増えました、おかげさまで。初日の夜はとにかく飛行機の疲れもあって爆睡。その2へ続く。